It might be dawn soon. [too shame words]
君はなぜか不幸せそうな顔をしていた。
話をするのが得意じゃないんだ
僕は自分のことばかり考えている
彼女の顔はまったく思い出せなかった。
僕は頭が悪いってことはわかってる。
すまない。でもこういうやり方しか知らないんだ。
ホームへと降りた。
駅前には申し訳程度のバスロータリー
中層のマンションがいくつか建っていた。
悲しい顔をしていた
僕にも若いときがあった。
果てしない世界と渦巻く感情を飼い慣らし。そのすべてを説明できるような気になっていた時代が。
僕は25歳のとき自分がずっと26歳のような気がしてならなかった。
バンドはそのすぐ後に解散してしまった。
オーガスト、オーガスト
たしか8月だったと思う。
僕はどんな顔をしていたのか忘れてしまった。
退屈なロックンロールバンド
彼女は華奢で女性の匂いを感じさせない身体をしていた。
表情は女子高生にも小さな子供をもつ母親のようにも見えた。
私だってわかってるのよ
哲学は何も救わない。と昔言った人がいた。
当時の僕にはその意味がよくわからなかだたけど、今は身に染みてわかった。
街
眼鏡をはずすと景色がにじむ
この町にも高校生はいるんだ、安心
家には見たい映画も読みたい本も沢山あったが、やりたいことはひとつもなかった。
僕は新宿へ
日曜日の
スクランブル交差点でなんとかして赤信号を渡る術を考えていた、
交差点の中央に一斉に鳩が集まってくる
ポップコーン
色とりどりの傘が花を咲かせていた。傘を拾ってきちゃうのサティみたいな家だね
最上の小説ってどんなものか知ってるか?
話が面白いとか?
読者に書きたいと思わせる小説さ
世の中狂ってるやつは意外といるものさ、例えばあそこにいるババアは耳が聞こえないんだ。
写真嫌いだった僕が写真家になったのには
僕の言葉はあまりにも稚拙で短絡的で目の前に広がる風景や頭の中の
では果たして僕の撮影した写真たちが言葉以上に雄弁に語りだすかというと、そういうわけでもない。
突然倒れたときはびっくりしましたよ
それがあの人との出会いだった。
久々に聞いた自分の声の弱さに驚く
伝えることはあまりに難しい
言葉という共通のルールをもってしてもそれは
例えば色だ。
僕のいう青と君の思い描く青を並べた時、そこにできる境目それが君と僕を隔てる線である。
それでも僕は恐れず伝えようと思う。
はじめから
ブルーベリーヨーグルトとクロワッサン、ある時期から僕の朝食はずっと同じものになった。様々な偉人が選択肢を持たないことが最良の選択だ、と言っている。彼らはそうして限られた時間の中で彼らにしかなし得ないことを実現するのだ。
だが、僕には決して時間がなかったわけではない。僕に足りなかったのは選択肢を増やそうとする好奇心だ。
幼い頃から僕は人の欠陥という物は年を重ねることで薄れていくものだと考えていた。それは赤子が言葉を覚えるように、海水にミネラルウォーターを注ぐように、広大なグラウンドにトンボ掛けをするように、慣らされ、中和され、整えられるものだと。
だが、少なくとも僕の欠陥はちりが積もるように蓄積されていき、雨漏りのようにグラスに溜まっていった。
「儲かる話、上手くいく話っていうのは100%詐欺です。気をつけて下さい。」
とあるセミナーで講師が話したことだ。とても話が上手な人だった。しかし、その内容はマルチ商法の勧誘だった。
彼がついた嘘は一つだけだった。それは彼が詐欺師でないということそれだけだ。
この文章をあなたが目にしているということは私はあなたに興味を持たれているということだ。
そして、その程度までは成功しているといっていいと思う。
なぜなら才能のないものが、見ず知らずの他人に興味を抱かせることはとても骨のおれることだから。
私には人を振り向かせるような容姿もなければ、特別秀でた能力もない。
あるのは私の体験とそれを伝える言葉のみだ。
これはビジネスの本でも自己啓発の本でもましてや専門書でもない。私がこれから話すことは私自身の話である。
私がどのようにして私になったのか、ただそのことについてのみだ。
1、早起き
2、片付け
3、荷を軽くする
ビジネスについて僕に教えてくれた人はこう言った。
「一番大事なことは誰から奪うかだ。それだけ考えろ。」と。
小説を書くときにもまず始めに考えないといけないことがある。
それは、希望を書くのか?絶望を書くのか?ということだ。
こんな言葉がある。
「朝に野球をして、昼にカレーを食べ、夕方少し早い入浴をする。それが最高の小説を書く方法だ。」
君が書くのは希望か?絶望か?
それが決まったら、まずはカレーを食べてみればいい。
時間はまだある
僕が20代半ばからずっと自分に言い聞かせてきたことだ。
だが、この年になるまで結局何も成し遂げられなかった
歌には二種類ある。
誰が歌ってもいい歌と誰かが歌わないと意味がないものだ
ソファーベッドの上、ギタリストの指は弾き慣れたフレーズをなぞるように動く。
明け方の膜の張ったようなまだ冴えない頭の中で音が流れる。
産まれる前から知っていたかのような、まるではじめからそこにあったかのようなフレーズだった。
瞬きをするような自然さで彼は音を鳴らす。
ゲインが増していく。