ビコーズアイワズヤング
”ビコーズアイワズヤング”
いい響き。
酒を飲み過ぎた。
遅刻をした。
くだらない嘘をついた。
虚勢を張って、自分や過去を隠した。
傷ついたフリをしてみたり、傷つかないフリをしてみたり、
どうしようもない歌を歌って、どうしようもないプライドを注ぎ込んで、どうしようもない自分に気付いたときに落ち込んで、なんとか忘れて、またどうしようもないく続けた。
”ビコーズ”
”アイワズヤング”
18になれば、
わかると思ってたことも、
20になれば、
忘れられると思ってたことも、
22になれば、
諦められると思ってたことも、
結局どうしようもなく変わらないままで、
たまに海面に浮かんで来ては、何かを訴えかけてきて、
ちょっと嬉しくなったり、ちょっと困ったりする。
外はもう春で、
また1つ年をとってしまうような気もしていて、
着々と何かがよくなっているような気もしていれば、
少しずつ何かを失っているような気もしている。
そして、
そんな青臭くてくだらないことどうでもいいような気もしていれば、
それがひどく重く、日々の暮らしなどとは比べようもないほど、人生的な意味で重大なものだと感じることもある。
”ビコーズ”
”アイワズヤング”
また、会いましょう!