静かな海
目を閉じるといつも海が広がります。
誰もいない砂浜で両手を広げて風にのってどこかへ飛ばされてみたいと思うのです。
言葉はいつも私を迷わせるけど、風景には意味なんかなくて溺れてしまいそうになります。
私が一番大好きな水色のタオルはお母さんの匂いがして、
静かな海はただそこにあるだけ。
いつまでもそこにあるだけで。
君は街を駆け抜ける。
防波堤に沿って、港を出る。
大きな国旗が掲げられたビル、酒瓶が転がる小さな通り。
焼きたてのパンの匂い、色とりどりの果実、バレエを踊る像。
あくびをしながら、
「女の子になりたいな」と君は言う。
長い髪を梳かし、パジャマのボタンを留める。
私が一番大好きな水色のタオルはお母さんの匂いがして、
静かな海はただそこにあるだけ。
いつまでもそこにあるだけで。
明日からライブダブルヘッダーです。
詳しくはこちら
http://discover0114.wix.com/yukue#!live/c2414
例によって僕はギターを弾きます。
さっき弦を張り替えたところです。
時間があるのでまじめな話をすると、
昔から3ピースバンドは世界観を作るのが難しいなと感じます。
(それだけ、リードギターや鍵盤楽器の装飾的な意味合いは大きいのです。)
だから、僕には僕のギターのギョアリャーンというストローク音で彼らの世界観に対抗するしかないんです。孤独な戦いです。
そのために?僕は今日もあくせくと弦を張り替えます。
1曲目は「九月は戻らない」という曲をやります。
なかなかエッジの効いたいい曲ですよ。
時間ができたら近いうちに個人的な曲もupしようと考えています。
湿った初夏の風みたいな曲と凍える真冬の風みたいな曲を作っています。
よろしく!