椅子と机と文具についての考察

ウイスキー片手に振り返る僕らの日々

栞の理由

「細長い道を抜けて、防波堤に沿って歩く、太陽の下、そこに未来があった。」

(ギネス・ハートランド「Go Future」より)

 

 

みなさん”空白の後で”聞いてくれてますか?

思えば、約1年前の11月3日に僕らは1st「空の位置ep」を出しました。

スタジオ練やって、飲んで、やっとこさ作った曲を、

toeとenvyの日比谷野音2マンを見た夜にレコーディングした作品。

やよい軒で飯を食って、水槽のクジラのメッシュに録ってもらったのでした。

名もなきバンドyukueは誰にも知られず静かにスタートしたのです。

 

それから1年経って少なからず我々を認識してくれた方がいることに感謝です。

残響shopに置いてもらってから、一部の感度の高い人に興味を持っていただき、ライブを続けるうちに大阪遠征まですることができました。

いやー素晴らしい。

ありがとう!みんな見てるぜ!

というわけで、この秋深まる時期にまた音源を出せるというのは、本当にありがたく嬉しい話なのです。

 

さて、”空白の後で”ですが、作品については2個前のブログでも書いてるとおりです。

僕の中のある種の”青臭い部分での喪失”はここで1つ完結したようなそんな曲でもあり、ただただ悲しいとか手首切るみたいなそんなことは毛頭思ってもいない曲でもあるわけです。(僕は本当に哀しい時に素敵に笑ってみせることこそエモだと思っています)

なお、

「僕らも狂っている奇跡を願っている」という歌詞については、「パーマネント野原」という映画のラストシーンを見ていただくとより伝わるかと思います。

 

媒体について少し、

今回は栞というある面では非常におしゃれで、

またある面でも非常におしゃれな媒体を選んだわけですが、

別に洒落込みたくてやっているわけではないんです。(半分は嘘)

真面目な話をすると、僕自身の深刻なCD離れがあります。

現在、我が家にはCDプレーヤーはありません。

PCに取り込んでipodで聞くというのが我が家のメインストリームです。

(LPプレーヤーはあり。アメフト、ビルエバンス、ノースエンドを聞く用)

そんな中で本当にCDってなんだろうという疑問を京王線の車内で考えていたのです。

と、同時に”空白の後で”という曲はどこかまだ知らない未来、あったかもしれない過去を想像させるような曲でもあり、栞として本に挟まれることで、聞いている人々がそれぞれの尺度でこの曲を消化してくれればなということが、一瞬にして頭によぎったわけです。(半分は嘘)

というわけで、買ってダウンロードしてくれ!

僕は空白栞で「ダンスダンスダンス」と英単語の本を読みました。

 

歌詞カードもぜひ味わってください。

「長い夜の終わりに」は前作「空の位置」の続きとなっています。

当然未完結なので、もう少し続けようと思っています。

 

次回作はまたなんかやれたらなと思ってます。

CDもまたいずれ出すかもしれません。

 

長くなりましたがこれからもよろしく!

 

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