夜について

夜はゆっくりとやってくる。

国道の向こうからそっと寄り添うように、包み込むようにやってくる。

君にも彼にも君のおばあちゃんにも孤独を与えるためにやってくる。

「君はいつも泣いてるフリをしているね。」夢の中でバクが言った。

「あなたはわたしのことがわかるの？」

「僕にできるのは君や君のお母さんやお父さんの夢を食べること。ただそれだけさ。」

「それはどんな気分？」

「レンタルビデオ屋にいる気分かな。」

もう興味がなくなってしまった。

「最新式のエンジンが積んであるんだ。」恰幅の良い船長は胸を張ってそう言った。

首にぶら下げたペンダントにはまだ見ぬ娘の写真が。

「さぁ出発だ！乗り遅れるな。」

舵を切る。

船は国道沿いを進む。

朝がやってくる。

みんなで手を振る。

みんなで涙を流す。

みんなで笑う。

私は私の夢を思い出していた。

”セーターの似合う人と結婚すること”

”子供を産んで優しいお母さんになること”

”可愛らしいおばあちゃんになること”

トーストの匂いで私は生まれ変わる。

自転車をこぐ。

英語の授業を受ける。

忘れていく。

港に残ったバクが言った。

「どんな気分？」

久々にウイスキーを飲んでます。

夜がないとやっていけませんね。

「空の位置ep」の評判が上々で嬉しいです。

今回のepはハンドメイドな内容にこだわり、

ジャケット中面には僕が書いた”空の位置”というちょっとした短編小説みたいなものを載せてます。

（完結ではないので、今後のepにも続きを載せられたらなと考えています。）

今はCDで音楽を聞かない時代ですが、やっぱり「実物を触って感じて欲しい」。

取り扱いはライブ会場か残響shopとまだ少ないですが、是非手にとってみてください。

３００円とお買い求めやすい価格です。（プレミアがつくかも知れませんよ！ ）

それから、２月はあと２本ライブが決まってます。

３月以降はまだわからんので・・・ぜひ遊びに来てください。

CD買ってくれた人も是非！

曲も実はいろいろあります。

詳しくはこちらから

http://discover0114.wix.com/yukue#!live/c2414

チケットはメールくださいな！

yukue.music@gmail.com

酔うと文章がまとまらん！