椅子と机と文具についての考察

ウイスキー片手に振り返る僕らの日々

セイ、ハローについて

僕は全く空っぽな人間だと思うことがある。

 

ちんけなプライドとテレキャスターを持って、至極シンプルな問題を複雑に複雑にして世に放っている。

成し遂げてきたことは風みたいなものだ。

あまりにも生産性のない時間を食いつぶしている。

後悔と郷愁と一杯のウイスキーのために生かされていると感じることがある。

 

真夜中の交差点。

車はおろか、人っ子一人いない。

信号は赤も青もさしていない。

それなのに僕は止まっている。足踏みをしている。

船は航海に出る。

チケットは余っている、はずだ。

灯台は・・・?ない。

僕は島に残る。

 

何より怖いのは、それを受け入れそうになることだ。

僕はとびっきりのハンバーグを食べたいし、2杯目のウイスキーを飲みたい。

屋上に行ってみたい。ハローと言ってみたい。

君を笑わせたいし、家族を幸せにしたい。

そして僕自身を許したい。

 

僕は航海に出ようと思う。

あてのない航海に。

このページを消してしまいたい。

忘れてしまいたい。

それでも航海に出る。

そして、このページを見ている君には見送る義務がある。

旅の行く先を、ストーリーの終わりを、空白の後に待っているかもしれない小さな奇跡を、

そのまなこに焼き付けてほしい。

もう一度言う。

君にはその義務がある。

そして、僕は絶対に君を忘れない。

ボロボロのエンジンで進む船を、見送る君を決して忘れない。

ありがとう。

 

 

 

yukueのライブは今の所決まっていません。

ごめんなさい、6月にはまた表に出られると思います。

いつになるかはわかりませんが、新しい音源を出そうと思っています。

少しでも成長したいと思います。

幸いにも周りに恵まれ、そういう場所にいさせていただけていると思います。

あとは自分たちの問題です。

ありがとう。

僕らの音で少しでもお酒が美味しくなったら嬉しいです。